FAQ

水源から蛇口まで 水源 水道水源林 東京都の奥多摩町、山梨県の小菅村、丹波山村及び甲州市にまたがる広大な森林で、多摩川上流域に広がる森林面積の約5割を占めています。水道水の元となる雨水を山の中にためておき、土の中できれいにしながら少しづつ川に流す働きをしています。
水源かん養機能 水道水源林の役割のひとつで、雨水を地中にため、ゆっくりと時間をかけて流出させることで、洪水や渇水をやわらげ安定した水の流れを保つ機能のことです。そのため、森は「緑のダム」とも呼ばれています。
水質浄化機能 水道水源林の役割のひとつで、空気中のちりなどで汚れている雨がゆっくりと移動する間に、森の土が汚れを取り除いてきれいな水にしてくれる機能のことです。
土砂流出防止機能 水道水源林の役割のひとつで、森林の根が土の移動を抑え、土砂崩れなどが起きにくくなる機能のことです。また、落ち葉や枯れ葉がクッションとなることで、雨の衝撃から土を守ったり、スポンジ状のふかふかの土が雨水をすばやく吸い込んで地表の土が流れ出るのを防いでくれます。
間伐 木の成長を促し、水道水源林の役割を保つため、木を何本か切ってどの木にも日が当たるようにする作業のことです。
ダム ダム いつでも水を使えるように貯めておく施設です。大雨や台風の時に水を貯めて川の水の量を減らし、洪水を防ぐ役割もあります。
小河内ダム 東京都西多摩郡奥多摩町にある国内最大級のダムです。1億8,540万立方メートルの水を貯めることができます。
堰(せき) 川に流れる水を取り入れるところです。ダムから川に流れた水は「せき」を通って浄水場に入ります。
浄水 浄水場 せきから流れてきた川の水を取り入れ、泥などの汚れを取り、安全でおいしい水道水にするための施設です。凝集沈殿、ろ過及び消毒という3段階の浄水処理を行っています。
沈でん池 ゆっくりと水を流しながら、凝集剤で固めた砂や土などを沈めていく場所です。
凝集剤 水に混ざっている細かい砂や土などの濁りを固め、沈めるために注入する薬です。
ろ過池 砂や砂利の層を通って、さらに細かい汚れが取り除かれる場所です。
薬品注入所 病原菌などから水道水を守るため、塩素という薬で消毒をして、さらに安全でキレイな水にする場所です。
高度浄水処理 通常の浄水処理では十分に処理できないにおいの原因となる物質等を取り除くことができる方法です。オゾン処理と生物活性炭吸着処理の2つの工程があります。
オゾン処理 オゾンの働きでにおいのもとをバラバラに分解する処理のことです。
生物活性炭吸着処理 オゾン処理でバラバラに分解されたにおいのもとが生物活性炭に吸着し、活性炭に住んでいる微生物がにおいのもとを全て取り除く処理のことです。
水質試験室 浄水場でつくられる水道水の安全性をチェックするところです。皆さんに水道水を安心して飲んでもらうため、きめ細かく検査をしています。水質検査は機械だけでなく、魚を使って異常を検知したり、職員が直接水を味わったりにおいをかいだりなども行っています。
水道管 漏水調査 地面の下にある水道管が水漏れしていないかを、音を聞いて調べる調査のことです。わずかな音を聞き分けて調べるため、深夜に行っています。調査の結果発見した漏水は、速やかに修理しています。
漏水防止対策 漏水は水道管が劣化して、ひび割れや腐食することが原因で起こります。漏水を防ぐため、計画的に強度・耐久性の優れた水道管への取替を行うとともに、漏水調査を行うことで速やかな発見・修理を行っています。これらの取組みにより、東京都の漏水率は3%台と世界最高水準になっています。
災害対策 災害時給水ステーション 震災などで断水した時でも、飲み水を配れる場所です。災害時給水ステーションは、約半径2kmの距離内に1か所、都内で200カ所以上あります。
耐震継手管 地震時でも水道管のつなぎ目部分が抜けない構造で、上下左右の揺れがあったとしても外れたり折れたりしない水道管です。
管路の二重化・ネット
ワーク化
水道局では、浄水場へ水を取り入れる導水施設の二重化や、浄水場から水を送る送水管のネットワーク化を進めています。そうすることで、災害などにより個々の施設が停止してしまった場合にも、水を継続して供給することが可能です。
浄水場の災害対策 浸水対策として、施設のかさ上げや出入口への止水堰、防水扉等を設置しています。これらの設備は、被害の可能性がある低地の浄水場や給水所には100%設置されています。そのほかにも、耐震化や停電に備えた自家用発電設備の整備などを進めています。
水道の歴史 玉川兄弟 江戸時代に玉川上水という水道の水路を作った兄弟です。兄は庄右衛門(しょうえもん)、弟は清右衛門(せいえもん)といいます。
玉川上水 羽村で多摩川の水を取り入れ、江戸の街に運ぶために江戸時代に作られた水路です。玉川兄弟が、43キロメートル(フルマラソンと同じくらいの長さ)をわずか8カ月で掘って完成させました。現在でも、羽村取水堰から小平監視所までの区間は、多摩川の水を浄水場に導くために使われています。
淀橋浄水場 明治31(1898)年に新宿に作られた浄水場です。東京都の水が、今のように浄水場できれいにされ、鉄の水道管を通って運ばれ、蛇口から使われるようになったのは、淀橋浄水場ができてからです。これが近代水道の始まりです。淀橋浄水場は昭和40(1965)年に役目を終え、その跡地には東京都庁や高層ビルなどが建っています。
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